2021-01-01から1年間の記事一覧
どれくらい転倒は起きているか? 恥ずかしながら,私も最近転倒し骨折をしてしまいました. 転倒=高齢者だけに起きるもの ではないということですが,ここでは高齢者の転倒に焦点を当ててお話をしていきます. 日本の地域にお住いの高齢者では,10~25%,…
思ったよりも・・・ ”階段を降りようとしたら思ったよりも一段が高かった” ”物を取ろうとしたら思ったよりも遠かった” 日常生活を送っていて,こんな場面はありませんか? 前回のブログで紹介した脳と身体のミスマッチですね… 私の考える転倒の定義 - リハビ…
転倒の定義 転倒って何でしょうか? 「転ぶこと」 シンプルに言うとそうなります. シンプルすぎるので色んな人や学会の定義をみてみましょう. 「倒れた際に高低差の移動が生じなかったもの」(東京消防庁) 「他人による外力,意識消失,脳卒中などにより…
今月の頭に骨折をして一か月 ようやく明日から仕事に復帰します. Twitterで心配や励ましの声掛けをして頂いた皆様,どうもありがとうございました! この一か月を振り返りたいと思います. 転倒・骨折して感じたこと 骨折って想像以上に痛い! 見ず知らずの…
「10年」 いきなり?何の10年でしょうか? 2分の1成人,僕がアラフォーになるまで?,タイムマシーンができるまで? 10年について色々考えることがあるかもしれませんが,今回はこれです. 上のスライドは日本人の平均寿命と健康寿命を男女別に表した図にな…
転倒予防のすゝめ note時代にもこのタイトルで私の転倒予防に関する考え方を発信してきました. あれから約1年 1年でさらにアップデートできたかなと感じています. このブログでは,転倒や転倒回避動作に関する知見から私の考える転倒予防策を発信していき…
はじめに 私事ですが自転車で走行中に滑って転倒してしまい,片腕を骨折してしまいました. 「まさか自分がこんなことになるとは,…」 片腕が使えず,仕事も休職するしかなく大変みっともない思いをしています. それと同時に,この経験をして理学療法士とし…
はじめに リハビリ場面でよく見る流れ プラットホームでマッサージやストレッチ → 筋トレ → 起立着座訓練 → 歩行訓練,… 私は職場を2か所しか知りませんが,臨床実習で勉強した3か所の実習地を含めて 非常に多くの患者さんがこの流れでリハビリを受けている…
はじめに 学生時代,養成校の先生から「なんちゃってPT」にならないようにね~と 指導されていました. この言葉のもとを調べてみると,養成校の先生オリジナルではなくて,日本理学療法士協会の会長のお言葉だったんですね… 元々は「なんちゃってリハビリ」…
はじめに 「治る患者さんは何をやっても治る」 これは講習会である講師の先生が言っていた言葉です. もちろん最低限の知識を持ったうえで,という前提条件付きだとは思いますが,5年間の臨床経験で確かにそう感じることがあります. この言葉を聞くと,「勉…
はじめに リハビリテーションでは,患者さんもしくは利用者さんに対して運動を通して身体機能や動作能力を向上させる運動療法が用いられます. 運動のメリットは皆さん重々理解していると思いますが, 使いようによっては目的とする効果が出ない,もしくは悪…
はじめに 学生時代,リハビリテーション科医の先生の講義が通年ありました. その講義の中で印象に残っている言葉があって, それがタイトルの「リハビリは薬だ!」です. 当時はあまり理解できてなかったですが,経験年数が経つにつれてこの言葉の意味を実…
動作観察 ≠ 動作分析 さあ患者さんの歩行を動作分析をしよう! 「初期接地で足関節底屈位,膝関節伸展位で爪先から接地し,荷重応答期では膝関節が過伸展して,・・・・・」 こんな感じの動作分析になっていませんか? 学生の頃も私もそうだったんですがこれ…
はじめに 皆さんは動作分析は得意ですか? 学生の頃の臨床実習で「動作分析ができません」と言われて,動作分析に苦手意識を持っているセラピストの方は多いんじゃないでしょうか? 私もその一人で症例レポートなんて赤だらけでした・・・ そもそも動作分析…
はじめに 高齢者における転倒の年間発生率は約10~20%で,そのうち約10%が骨折に至るとされています(安村,2000). 転倒中の動作としては歩行が50%以上を占めていて(新野,2003), 「つまずき」,「滑り」,「よろめき」,「踏み外し」など様々な要因…
2021年6月3日,本日から「リハビリのすゝめ」始めました! これまではnoteで「歩行分析のすゝめ」や「転倒予防のすゝめ」などすゝめシリーズを書いてきましたが,こちらのブログに移行します. 最初の記事は私の自己紹介をさせて頂きたいと思います. ▼プロ…